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TCBR〜新生テラカオスバトルロワイアル〜4
- 1 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/14(土) 23:27:23
- サブカルから引っ越してきますた。
ゲームアニメキャラ、ドラマやお笑い芸人邦楽歌手果ては他ロワや歴史からも参加しているロワイアルです。
詳しくは>>2以降に
事の発端のスレ
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1165332988/
前スレ
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1168918770/
前々スレ
http://human6.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1166630200/
まとめサイト@wiki
ttp://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1.html
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/8388/
ロウルートMAP
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/61.jpg
- 2 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/14(土) 23:28:46
- 【書き手と読み手の絶対ルール】
1.「リレーだけは最大限考慮!」
2.「リレーだけは最大限考慮!」
No welcome
5.「駄文としか感想の来ない駄文は勘弁」
駄文でも贔屓しまくりでも、せめて笑えるくらいまで昇華しろ。
【参加キャラへの制限】
漫画その他への制限は無し。
復活?やれるならやれる。
実在人物への、常識的制限は禁止 。
幽霊はプラズマであり、又吉こそ唯一神であり、麻生には人形が居たり居なかったり。
【基本ルール】
全員でバトロワをしてもらい、最後まで生き残った一人もしくは主催を倒した奴らが勝者となる。
勝者のみ元の世界に帰ることができる。
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点から人間大砲に入れられMAP上にバラバラに配置される。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームクリアー(主催勝利)となる。
爆弾は首輪、もしくは腕輪なり足輪なりに付いている。
禁止エリアに入ったり、下手に弄ると爆発するよ。爆発したら死ぬかもね。
- 3 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/14(土) 23:29:45
- 【スタート時の持ち物】
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全てそのまま。
もちろん、義手など体と一体化している武器、装置もそのまま。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器も除かない)も持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。ちなみに四次元なので何でも入る。
「地図」 → 禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。 誰か適当なのヨロシ ク。
「コンパス」 → 普通のコンパス。東西南北がわかる。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「水と食料」 → 量も種類もランダム。
「名簿」→内容はランダム、名前のみ写真付き、名前のみ写真付きだが一部のみ。
「時計」 → ランダム。時刻がわかると良いね。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「ランタン系」 → 明るいから暗闇を照らすことができるよ。
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが入っている。内容はランダム。数もランダム。
【支給品】
意思がある支給品:わたしはかまわん
被った支給品:わたしはかまわん
被る支給品(石仮面、パンティ)ベヘリット等でのオリキャラ化:私は一向に構わんッッ
人間:キサマは中国武術を嘗めたッッッ
【放送】
随時
【現行のルール】
現在二つのルートが混在しています。
カオスルート:舞台は日本全土。名簿なし。
ロウルート:MAP、名簿あり。詳しくは次で
- 4 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/14(土) 23:32:25
- ロウルート参加者名簿 1/2
【ドラえもん】6/7
○野比のび太/○ドラえもん/●野比玉子/●剛田武/○先生@ドラえもん/○かみなりさん/○ジャイアンの母
【サザエさん】3/4
○フグ田サザエ/○磯野カツオ/●中島/○先生@サザエさん
【涼宮ハルヒの憂鬱】5/5
○涼宮ハルヒ/●朝比奈みくる/○キョン/○長門有希/○古泉一樹
【ひらけ!ポンキッキ】2/2
●ガチャピン/○ムック
【D.C】2/2
○朝倉夢音/○アイシア
【うたわれるもの】1/2
●ハクオロ/●エルルゥ
【星のカービィ】2/2
○カービィ/○ドロッチェ
【クレヨンしんちゃん】1/2
●井尻又兵衛由俊/●風間トオル
【実写】4/4
○ジャックバウアー/○ジョーンズ/○ゴジラ/○せがた三四郎
【歴史】5/5
●織田信長/○豊臣秀吉/●アドルフ・ヒトラー/○坂本龍馬/●黒田官兵衛
【現実】3/3
○ホリエモン/○安部/○生真面目小隊長
- 5 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/14(土) 23:34:53
- ロウルート参加者名簿 2/2
【ファイナルファンタジー/ドラゴンクエスト】5/5
○ルーファウス/○スコール/○ローラ/●トルネコ/○アモス
【その他:ゲーム系】8/8
○スペランカー/○山岸風花/○しんのゆうしゃ/○マリオ・マリオ/○エビス丸/○オーキド/○シレン/○ベア
【その他:マンガ系】10/10
○シマリス/○キバヤシ/○アーカード/●範馬勇次郎/○クリリン
○赤木しげる/○手塚国光/○白鳥隆士/○雷音竜/○玄野計
【その他:サブカル類】7/7
○総統/●アンパンマン/○上条当麻/○シロッコ/○南光太郎/○わくわくさん/○ルルーシュ
【その他:CERO15 or 18】2/2
○岡崎直幸/○岸田洋一
【テラカオスロワ書き手】4/5
●リアルタイムカービィの人/○ルートFの人/○◆6/WWxs9O1s氏/○◆qSSOg86y8s氏/○◆E3y/x3899E氏
【外部からの参加者】4/4
○◆hXvyVozAPo@書き手/○ナワヤ@MMR/○タナカ@MMR/○チャモロ@DQY
主催兼進行役:野比セワシ
TOTAL 70/75 +4/4
- 6 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 00:30:22
- >>1乙!
ナワヤとタナカは支給品だったと思う。
それも含めてなら、神野さんとキョンの妹が抜けてるな。
- 7 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 02:06:16
- >>1乙ドロッチェクオリティ
- 8 :通販で買ったガラス玉:2007/04/15(日) 19:40:38
- 東京都にある某学園――
この校舎のシャワールームで、一人の少年が水で自らを清めていた。
――正確には、人間ではなかったが。
体中、白い肌が艶やかに水を跳ね飛ばしており、細い腕は今はゆっくりと背中を布(タオル)で拭っている。
顔はどちらかと言うと、まだ幼さが残る感じで、それでも茶色の瞳は決意を感じさせる程凛々しく、黒い鼻が特徴的に飛び出ていた。
垂れたような長い耳は胸の辺りまで伸びており、時折、耳についている金色のリングが涼やかに上の照明から放たれる光を跳ね返している。
背中からその地面についている尻尾にかけて、朱色のフサフサとした毛が下に一直線に生え揃っている。
要するに――彼は、亜人だったのだ。
バブズ・スエイン。
魔法に秀でたン・モゥ族である彼は、イヴァリースと言う地では、彼はその王子の護衛を幼い頃から引き受けていた。
はっきり言ってバブズは今回の事をよく分かっていなかった。
そりゃそうだろう。彼自身、訳の分からない内にこんな所(前日が雨だったため、ぬかるんだ校庭の一部にバブズは背中からダイヴした)まで飛ばされてしまった。
今頃泥が洗い流されているであろう服は、ガタガタと音を起てる蓋がついた長方形の箱に入っている(親切にも今はこの城?の中を調べている人間の女に”洗濯機”だと事前に教えてもらっていた)。
一方その中身は――こう、直接洗っていた。
- 9 :通販で買ったガラス玉:2007/04/15(日) 19:43:40
- かなり変わっている世界だったから最初戸惑ったが、洗濯機などこう言った物(モーグリ族が作る機械より精巧で、よく出来ていた)がある代わりに魔法の存在があまり馴染んでいないと、先程の女に教えてもらっていた。
そういえば――バブズが水浴びを始める前――
女に、色々教えてもらった時を思い出した時に、気付いた。
水浴びを始めてから、それなりに時間は経っていたし、女が無事かどうか気になりだしている。
自分は自分の身で守れる(多分今の彼を覗こうものなら、次の瞬間には炭になってたりするだろう)。だがあの女は防衛手段を持っているのだろうか?
――プリーシア・ディキアン・ミズホ、と名乗っていた女。
ズガンッズガンッ!
強烈な音と閃光と共に、校庭に立っていた筈のそれは倒れていく。
「あはははっ!」
楽しげに――狂おしく、引き金を引く、影。
白い狼の顔が太陽に照らされ、その表情は狂気染みたところさえある。
稲田瑞穂(女子千五十五番)は、茂みの陰からそっと顔を出していた。
瑞穂は息を整えた。
彼女にとって、最大の使命を果たす時がきたのだから。
――宇宙の戦士として。
”覚悟はいいですか、戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ?”
頭の中、光の神アフラ・マズダが聴いた。
その声は、彼女が身に着けた腕のアームターミナル(殺された男から回収した物だ)から届いてくるようだった。
「もちろんです」ミズホは答えた。
- 10 :通販で買ったガラス玉:2007/04/15(日) 19:44:47
- ”よろしい。怖くはありませんか?”
「いいえ。あなたの導きに従っている私には、恐れるものがありません。それに――」
ミズホは続けた。
「アフラ・マズダ様の使いも、頼もしいばかりです」
ミズホはあのバブズ・スエイン――アフラ・マズダ神の使いの事を告げた。
”よろしい。あなたは聖なる部族ディキアンの生き残り、選ばれた戦士です。――ん? 何か?”
「いえ。ただ、私と同じく戦士だったローレラ・ローザス・カオリは死んでしまいました(クラスメートの南佳織(女子二千八百二番)はあの狼に撃ち殺されていた。まあ、とにかく)」
”何より、彼女の為にも、勝つのです。ミズホ。よいですね”
「――はい」
ミズホは、音を立てないように茂みをかわし、だっ、と狼の方へ走った。
僅か刃渡り十五センチのレーザーナイフに光が噴き上がり、それは長さ一メートルたっぷりの光の剣に変わった。
光の剣は邪悪な怪物を一直線に突き通すだろう。
!!突き通したッ!!
- 11 :通販で買ったガラス玉:2007/04/15(日) 19:46:47
- 【一日目 私立十聖学園 13時】
【バブズ・スエイン@FFTA】
[状態]:水浴び中
[装備]:すっぽんぽん
[道具]:支給品一式(棚に置いてる)紅蓮のメイス(棚に置いてる) ミラージュローブ(洗濯中)
[思考]:
基本方針:汚れを洗い落としたら稲田瑞穂を探してみる
【プry@BATTLE ROYALE】
[状態]:電波
[装備]:ビームソード@スマデラ セーラー服
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:アフラ・マズダに従う
[備考]:バブズをアフラ・マズダの使いだと勘違いしています
【南佳織@BATTLE ROYALE】
[状態]:ズガン
【赤松義生@BATTLE ROYALE】
[状態]:ズガン
【愚弟@パロロワ】
[状態]:ズガン
【ヒデト@女神転生2】 [状態]:ズガン
【ビアンカ@どうぶつの森】
[状態]:死亡確認
[道具]:支給品一式 『道明寺家宝刀ズガン銃』(DHZG)
- 12 :ヒッキーはリアルタイムを知らないんだよ!:2007/04/15(日) 19:50:23
- 「あーっ! こうじゃないよ!」
「いや、これで合っている筈だ」
騒がしく、何かを作り出している三人の少年。
「こんな馬鹿げたゲーム、破壊してやる」
眼鏡をした、金髪の少年が強く、言う。
「そうだね。間違ってる。こんなこと考えた奴」
「君達? 何をしているのかな?」
後ろから、誰かが少年達に、そう聞いた。
少年が振り向くと、そこには男が。
「え? ああ、ゲームを終わらせるために兵器を作ってるんです!」
自信満々にそう言う少年の一人。
「そうなのか……」
男は”それ”に近付き、「こうやって使うんだね?」
後には、バズーカで吹っ飛んだ死体が三つ転がった。
【一日目 静岡県の工場 13時】
【夜神月@映画版DEATH NOTE】
[状態]:実に健康 腐れ外道
[装備]:最終兵器@ラストバイブル3 ハイベクレル@ラストバイブル3 スーパーチューチュー@MOTHER2 スーパーバズーカ@MOTHER2
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:デストロイ
【ロイド@MOTHER】
[状態]:ズガン
【ジェフ@MOTHER2】
[状態]:ズガン
【アロン@ラストバイブル3】
[状態]:ズガン
- 13 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 19:52:19
- あ、書き忘れたけど両方共カオスルートね。
- 14 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 19:59:51
- 交流所>>262
確かに俺もスレ立てる時にそう思った。
規制がガッチガッチなんね
- 15 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 20:44:43
- らじお です
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5008/1176637387/
ttp://125.202.239.134:8000/
ttp://spill.jp/play.html
- 16 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 23:12:07
- >>1乙!
さてさてさてさて、感電画鋲氏参加に異議のある者はこれいかに?
- 17 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/15(日) 23:29:16
- これは明日にも感電氏のSSが投下されるかもわからんね
- 18 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/16(月) 02:01:51
- 死亡確認とズガンは別物なのかww
>>14
FFDQ板やキャラネタ板と規制はそんなに変わらない気がする。
- 19 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/16(月) 06:43:37
- 謎のシャワーシーンとプryw
- 20 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/16(月) 18:19:49
- >『道明寺家宝刀ズガン銃』(DHZG)
これはwww
- 21 : ◆h8sFAV3kjo :2007/04/17(火) 23:48:04
- 涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱
総統@秘密結社鷹の爪
◆hXvyVozAPo氏@書き手
マリオ・マリオ@マリオシリーズ
ドロッチェ@星のカービィ
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス
上条当麻@とある魔術の禁書目録
クリリン@ドラゴンボール
キョン@涼宮ハルヒの憂鬱
豊臣秀吉@歴史
キョンの妹@涼宮ハルヒの憂鬱
ローラ姫@ドラゴンクエスト
先生@ドラえもん
ドラえもん@ドラえもん
オーキド博士@ポケットモンスター
ルーファウス@ファイナルファンタジーZ
ムック@ひらけ!ポンキッキ
◆qSSOg86y8s氏@テラカオスロワ書き手
白鳥隆士@まほらば
予約する!
カオスだからって拡声器使ってもいいと思うなよハルヒィィィィ!
多分、結構時間かかると思うので、気長に待っていてくれると嬉しいです。
- 22 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/18(水) 07:05:30
- >>21
期待ってレベルじゃねーぞ!
- 23 :今夜、いつもの場所で:2007/04/18(水) 17:34:43
- 「自殺!?心中!?なぁ!心中!心中!?」
「うん、心中だよ」
「マジ!?大丈夫なのか!?そこら辺の茂みとか木の上とかから見られてない!?」
「うん、全然見られてないよ」
「そうかぁ!俺復活したくないから!このゲームに参加する以前に復活とかズガンとか大嫌いだから!」
「そうだね。嫌だね」
「おう!でも崖から飛び降りるんだ!じゃあ大丈夫だな!何かさくらが少し後ろに下がった気がしたけど気のせいだな!」
「そうだよ。私の価値観に殉じるんだよ」
「よかったあ!じゃあ死のうな!一緒に死のう!」
「うん、いいから早く死のうね」
「あー!やっと死ねるなー!な、さくら!」
「はいはい。少々お待ちくださいね」
その瞬間、少女は男を崖から突き落とした。
男がもう少し作文の能力があるのなら「彼女の純粋さを過大評価、
自分の無能さを過小評価したためあっさり一人で死んだ」と認識したのかもしれない。
【一日目 どっかの崖 13時】
【小川さくら@バトルロワイアル】
[状態]:確信犯
[装備]:
[道具]:支給品一式(不明支給品3つ)
[思考]:
基本方針:山本和彦と心中する
【死亡者図鑑@カオスロワ】
[状態]:死亡確認
- 24 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/18(水) 17:38:07
- やべえ、死亡者図鑑氏男になってるww
『男』→『女』って変換してorz
- 25 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/18(水) 21:59:09
- >>21
すげえwwwwwwwwwwなんだこれwwwwwww
とにかく期待!!
>>23
なにやってんだ図鑑氏ww
- 26 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/20(金) 17:53:41
- ウィキの更新がこれまでになく遅れてるな
自分は携帯orz
- 27 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/20(金) 23:00:10
- >>26
とりあえず更新しといた。
- 28 : ◆ilZClmYqFI :2007/04/21(土) 07:53:07
- ◆6/WWxs9O1s氏とキャプテン、バブズと稲田瑞穂予約で
感電氏ラジオ聞けないから書けないorz
- 29 : ◆ilZClmYqFI :2007/04/22(日) 16:09:03
- カオスルートで、
- 30 : ◆ilZClmYqFI :2007/04/22(日) 16:11:45
- ミス、カオスルートで投下orz
茂みから、音を立てて顔を出す少女。
そのまま、茂みの先には学校がある事を認めた後、一気に少女はその校舎裏まで走り出した。
駅伝マラソン、現在の一位は◆6/WWxs9O1s氏ですー……
「はー」と、ため息をつき、手元ののこぎりを下ろし、地面についた。
まさか、何故、どうして?
誰が自分まで実際にバトルロワイアルに巻き込まれると予想出来る?
或いはこれは殺人者(マーダーの事だ。何故これを書いている書き手は漢字に書き直す?)を生み続けた報い?
所謂『罰』と言うものなのだろうか。
だが、今の少女――◆6/WWxs9O1s氏には、何等関係ない事だった。
彼女の目的はまず、自らの作り出した強マーダーから逃げ切る事、それから、他の書き手(愚弟、リアルタイムカービィ、いーさん以外は積極的に)と合流する事だ。
こののこぎりはあくまでも最終手段。
――ゲームに乗るつもりなどさらさら無かった。
「うん、まだ誰とも遭遇していない……」
その時、「そこの人」と言う声がして、◆6/WWxs9O1s氏は急いで振り返った。
――目の前は異様な光景で埋まった。
なんと女性の首筋にアンテナみたいなものが刺さっており、けれども女性は今だに動いているではないか。
「ゼロ魔キャラは参加しましたかぁ……?」
そう言うと女性は◆6/WWxs9O1s氏に覆いかぶさる様に倒れた。
――絶命していた。
倒れた女性より奥の道には、何とボーガンを持った少女の姿が認められた。
「……!?」
少女がボーガンの引き金を引き絞ったのか、◆6/WWxs9O1s氏の足元に新たなアンテナが生える!
◆6/WWxs9O1s氏は速やかに走り出した。
- 31 :あえて無題 ◆ilZClmYqFI :2007/04/22(日) 16:13:21
- (相手はボーガン、自分はのこぎり……勝ち目はほとんど無いわね……)
取り敢えず多分生真面目隊長――キャプテンだったと思われる女性はほっといた。後味が悪いがどうでもよかったので。
あのボーガン少女は、せめて動きを止められればいいだろう。
少女を怯ませる為に、◆6/WWxs9O1s氏は落ちていたクルミを手にし――
不思議な力が、加わる加わる!
「あのボーガンを持った女を狙え!」
◆6/WWxs9O1s氏は無意識の内にこう叫び、ボーガン少女にクルミを放った。
クルミはボーガン少女の額を捉え、見事にストロベリイ・パイをぶつけたようになった。
紅い線が幾つも飛び散り、灰色のゼリーみたいな物も撒き散らしながら、少女はその場に崩れ落ちた。
とにかく――勝った。なんにせよ、とにかく。
つまり、殺した。
◆6/WWxs9O1s氏はその場で色々口から戻した。
確かに書く分にはいい。だが、実際にそれを見た場合?
しかも殺す意志など無かった。
クルミはただ怯ませる程度の威力で、すばやくのこぎりで脅す程度なら、◆6/WWxs9O1s氏自身もこんな光景を見なかっただろう。
まさか、何故、どうして?
その時、◆6/WWxs9O1s氏の脳裏にシマリスの姿(しかもライフルを持っている)が出された。
- 32 :あえて無題 ◆ilZClmYqFI :2007/04/22(日) 16:15:49
- ――
「馬鹿な、プリーシアが――」
バブズはシャワールームの窓から身を乗り出して(身長が短いと言うのはこう言うタイミングでかなり響く物だ。足元はほぼぶら下がってる状態になってた)、一部始終を見ていた。
――プリーシア(バブズの知るよしも無かったが、稲田瑞穂の事)の顔はもはやプリーシアの顔だと分からないまでに変形している。
プリーシアの回りはどんどん血溜まりが広がっていった。まあ、確認するまでもなく死んでる事が分かる。
そもそも、プリーシアを殺した人間(殺し慣れていない様で吐いていたが)はただ何かを投げただけではないか?
――あの人間は一体?
バブズは、戦慄した。
【◆6/WWxs9O1s氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:疲労
[装備]:のこぎり@魔界塔士SAGE
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:もう何この展開
2:他の書き手勢と合流したい
【バブズ・スエイン@FFTA】
[状態]:水浴び中 戦慄
[装備]:すっぽんぽん
[道具]:支給品一式(棚に置いてる)紅蓮のメイス(棚に置いてる) ミラージュローブ(洗濯中)
[思考]:
基本方針:プリーシア死んだからどうしよう
[備考]:プry(小説版の稲田瑞穂)が死んだと思ってます。
◆6/WWxs9O1s氏を危険と認識しました。
【キャプテン@パロロワ】
[状態]:二回目のズガン
【稲田瑞穂@映画版バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認
- 33 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/22(日) 17:39:06
- カオスルートとロウルートって繋がってたのかw
- 34 : ◆ilZClmYqFI :2007/04/22(日) 18:25:20
- すまん、
◆6/WWxs9O1s氏の備考に、
※カオスルートとロウルートの◆6/WWxs9O1s氏はシンクロしています
※クルミの熟練度はカオス、ロウと共用です
を付け足してくれorz
- 35 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/22(日) 21:10:06
- じゃあ固有結界も・・・
あと、こっちでも包囲網広がっちゃうわけですねw
- 36 : ◆h8sFAV3kjo :2007/04/24(火) 01:52:20
- 予約して一週間がたったが、時間が足りなくて未だに完成せず…
とりあえず予約期限の10日間まで粘っても書き終わらなかったら、一時破棄します。
- 37 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/24(火) 22:41:52
- 大人数だし、仕方ないよ
焦らずがんば
- 38 :かみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 00:59:13
- 金だけを頼りに生きてきた。
女も、知名度も、政治力さえも、金で手に入れてきた。
それで自分は一時は多くの人の上に立ち、時代を変革する力すらも手に入れた。
だけど。
ほんの何度か、ちらと思ったことがあるのだ。
もしある日突如、金が何の意味も持っていない世界に迷い込んでしまったとしたら。
その時、私は・・・・・・
「して、岸田とやら、ここから脱出するということじゃが一体どうやってするつもりじゃ?」
岸田洋一が作ったおでんを食べながら、ネコミミメイド魔法老人のリリカルかみなりはエプロンをつけた岸田に訊ねた。
その隣では、◆E3y/x3899E氏がカラシの辛さに顔を顰めながら大根をつついている。
この殺し合いという異常な世界の中で、そこは完璧なまでに「屋台のおでんやさん」という情景を醸していた。
「そうですねえ・・・・・・まあ、あのセワシという少年を倒すのがまずは先決でしょう」
岸田は布巾でまな板を拭きながら答えた。
今まで数々の女を好きにして、悪逆非道とまで呼ばれた俺が一体なんでこんなことをしているのか、岸田には全くわからない。
しかしこの状況下では味方を作っておくのは必須だろうし、折角なかなか上玉の女二人に出会ったのだ。
こいつらの信頼を得ておくためにも、おでん作りくらいは買って出ていいだろう。
「ああ、ワシもそう思っていた。しかしあやつはどこに隠れているのだ?」
おでんをつつきながら、なぜか屋台の中に備えられていた酒を口に運ぶリリカルかみなり。
その美貌からはあまりに想像しにくい親父臭い姿だった。
「れも、たぶんあいふはわたしたちをろこかからかんししていりゅはふはよ」
ちくわを咥えたまま、◆E3y/x3899E氏が何事かを叫んだ。
- 39 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:01:27
- 「こら、行儀の悪いことをするな!! 全く最近の若い奴は!!」
リリカルかみなりの怒号が少女に飛ぶ。
どう見ても十代の容姿をしていながら「最近の若い奴」とか言えるお前は何物なのか、とさすがに岸田も気味の悪いものを感じ始めた。
◆E3y/x3899E氏はちくわを飲み込んでから続ける。
「あのね、私はこういうことに詳しいの。多分あいつは私達のすぐ近くにいて、私達の動きを監視していると思うの。
だから何とかしてこの首輪を外してこの会場から出られたら、あいつのところに行けると思う」
かみなりと岸田は思わず顔を見合わせる。
「おいおい、なんでお前がそんなことを知ってるんだ?」
「何でって、私はこの世界の外から来たカオスロワイヤルの書き手で・・・・・・」
空気の読めない◆E3y/x3899E氏を無視して、リリカルかみなりは腕を組んで呟いた。
「まあ確かに、あやつがこの会場のすぐ側にいる可能性はあるかもしれん。少なくとも会場内にはいないだろう」
「そうですね。あの手の悪役というものは、自分は安全圏にいて惨劇を見物するというのが王道ですし」
岸田もうなずく。
「そうすると、まず目下の問題は・・・・・・」
「この首輪ですね」
岸田とリリカルかみなりは、自分の首に手を伸ばした。
「お前、機械はいじれるか?」
「あまり自信はありません。そもそも、知識があったとしても道具があるかどうか」
「首輪の破戒なら、名簿に載ってる中では長門って人とわくわくさんって人が出来ると思うわよ。
それに、道具は多分だれかの支給品に混じってると思うわ」
勝手におでんをおかわりしながら、◆E3y/x3899E氏が口を挟んだ。
岸田が自分の分として取っておいたおでんまで自分の皿に取ると、それをあっという間に平らげてしまった。
- 40 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:02:31
- 「長門やわくわくさんとやらが信用できるかはともかく、道具は確かに探せば見つかるかも知れんな」
◆E3y/x3899E氏を叱ることも忘れて、リリカルかみなりはうなずいた。
「ええ・・・・・・」
自分の分のおでんが無くなったことに呆然としながらも、岸田は同意した。
わくわくさんなんて胡散臭すぎる名前の人物を信用したいとは思わなかったが、動いていれば
あるいは道具や協力者を見つけることができるかもしれない。
その過程でついでにいい女でも見つけることができれば更に上々。
(結局、お宝は自分の力で探すしかないってわけか・・・・・・ま、そういうことは得意だけどな)
岸田は一人ほくそ笑むと、まずは今晩中にどうにかこの二人の少女をモノに出来ないかと思案し始めた。
と、その時。
おでんを食べていたリリカルかみなりが、突如勢いよく立ち上がった。その衝撃で岸田の手におでんの汁が飛んだ。
「ど、どうしたんですか?」
「ばっかもん、どうもこうもあるか、あれを見ろ!!」
岸田は自分の背後にある池を振り向いた。そしたら、そこには一つの人影らしきものが浮いているではないか。
果たして本当に人間かと岸田が目を凝らしたとき、すでにリリカルかみなりはレイジングハートを手に池に飛び込んでいた。
- 41 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:04:09
- 激流に抗いながら、かみなりさんは叫ぶ。
「おいレイジングハート、あいつを助けたい。水の流れを止めてくれ」
「はいマスター。それと、こういう時のための機能を使いましょう」(本当は英語)
レイジングハートの言葉に合わせて、リリカルかみなりの体から光が溢れた。
それに合わせて、リリカルかみなりのメイド服は吹き飛び、魔法老人は全裸になった。
「マスター、これなら水の抵抗が少なくてすみます」(本当は英語)
リリカルかみなりはとりあえずレイジングハートを水の中に沈めると、急いでうつ伏せで浮いている男の元に向かった。
男は気を失っていたが、幸い命に別状はないようだった。
岸田たちは池岸で焚き火をして男とリリカルかみなりの体を温めた。
ちなみにリリカルかみなりのメイド服はしばらく修復不可能、とのことであり、裸でいるわけにもいかなかったので仕方なく
かみなりさんは◆E3y/x3899E氏のスクール水着を借りた。
サイズが小さすぎるスクール水着が、かみなりさんのそこそこナイスな体付きに食い込んで大変なことになったのは言うまでもない。
が、当の本人はそれを意に介さず助けた男の顔を心配げに覗き込んでいた。
「この男・・・・・・」
「誰かに突き落とされたのでしょうか?」
岸田はこんな中年男には毛ほどの興味もなかったが、他の二人に怪しまれないように一応心配するふりをしておく。
- 42 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:05:13
- 「私、このおじさん知ってるよ」
と、またしても◆E3y/x3899E氏が声を上げた。
「テレビで何度も見たもん」
「何、本当か? こいつ有名人なのかイテテ」
最後のは、体をよじったときにきつい水着が肌に食い込んで思わずもれた悲鳴である。
「うん。パパは、この人はお金儲けのことばっかり考えてる悪い人だって言ってたよ。
お兄ちゃんは、金で女がついてくるのは本当だけど空気嫁って言ってた」
◆E3y/x3899E氏自身も、おそらくこの男にあまり好感を持っていないのだろう。気絶しているその男にあまり近寄ろうとしなかった。
彼女の言っている通りなら、あまり尊敬に値しない人物だということになる。
(しかし、だからといって見捨てるわけにはいかんな)
リリカルかみなりは、油断すると水着からこぼれそうになる胸を両手で押さえながら男の回復を待った。
一方の岸田は内心穏やかで無かった。
なんでこんな時に、こんな中年男のせいで足止めを喰らわなくてはならないのか。
こうしている間にもここに殺人者が近づいているかもしれないし、第一こいつがいたら少女をモノにすることが出来ない。
そんな三者三様の思惑に見守られながら、ついに男の目がゆっくりと開いた。
- 43 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:06:18
- 「ここは・・・・・・どこだ」
男はそう呟いた。そして、かろうじて首を動かしてあたりを見渡し、三人の顔を眺めると再び口を開けた。
「私は・・・・・・誰だ・・・・・・」
家族が欲しかった。
心を許しあえる人が欲しかった。
なんとなくわかっていたのだ。
「金で買えないものがある」なんてしたり顔で話す大人なんかちっとも信用はしていない。
だけど、きっと世の中には「自分にはいくら頑張っても手の届かないもの」があるのだ。
自分には、金でも、誠意でも買えないものが。
だけど、もしいつかそういう人が私の前に現われたら・・・・・・
私は、その人のために戦えるだろうか。
金も地位も名誉も、投げ出せるだろうか。
- 44 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:07:33
- 【一日目 4時(第一回放送直前)】
【C-7 ホテルの前、池の岸】
【リリカルかみなり@ドラえもん】
[状態]:水着がきつい
[装備]:レイジングハート スクール水着
[道具]:支給品一式
[思考]
1:男から情報を収集する
2:知り合いと早く合流したい
3:首輪を外すことのできる道具と協力者を探す
【◆E3y/x3899E氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:小学四年生 空気読めない
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]
1:何でもいいから早く脱出したい
2:早くもとの世界に戻ってSSの続きを書く
【岸田洋一@鎖】
[状態]:健康
[装備]:おでんの屋台
[道具]:支給品一式
[思考]
1:リリカルかみなりを早いとこ手篭めにしたい
2:男とはあまり関わりたくないのだが・・・・・・
基本方針:生き残るのが第一目標だが、好みの女がいれば
状況によってはいつも通りのことをする
- 45 :魔法少女リリカルかみなりA’s 戦場での突然の出会いなの?:2007/04/25(水) 01:10:25
- 【ホリエモン@現実】
[状態]:記憶喪失
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:
1:ここはどこだ・・・私は誰だ・・・
*日本刀と支給品は川の中に落としました
【レイジングハート@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:溺れている
- 46 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/25(水) 01:21:01
- かみなりさん全裸吹いたw
レイジングハート溺れてるしw
しかも、いーさんの情報が微妙に役に立ちそうでいいかんじだな。
まあようするにGJってことだ
- 47 : ◆h8sFAV3kjo :2007/04/25(水) 21:16:42
- 前のSSよく読んでなかった……orz
致命的な矛盾とかが色々見つかったので、予約破棄します。
楽しみにしていた方々には深くお詫びします。ホントすいません。
大量予約により、企画の進行を妨げたことも謝ります。
- 48 : ◆rUUy8UKt8g :2007/04/25(水) 22:30:26
- お疲れ。
取り敢えず流れに乗ってカオスルートでエゼルとリリーナと野比玉子予約〜
- 49 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/25(水) 22:33:37
- そうか…。
できればしたらばかどこかに投下だけでもしてくれれば嬉しいんだが、そういう訳にも行かないだろうな。
まあ、頑張れ。
- 50 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/25(水) 22:34:43
- >>47
把握。
今TCBRのブラウザゲーム作ってるわ
公開はしても後悔はしないドロッチェクオリティ
- 51 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/25(水) 22:38:34
- 俺もできればしたらばにでも投下して欲しいぞ
もちろん無理にとは全然言わないけど
>>50
期待!!
- 52 : ◆h8sFAV3kjo :2007/04/25(水) 22:49:35
- マジでごめんなさいです。
したらば投下は、最初の部分だけ投下します。
投下しない部分は、矛盾と前SS無視が入り混じった黒歴史だと思って察してあげてください。
- 53 : ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 01:05:44
- 投下。
- 54 :電波を増やしてみるテスト ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 01:06:55
- 多分日本一有名な大学。
部屋に不自然に転がるビン。
BR法をいち早く察知した学生が、薬品を大量に教室の隠し扉(自作)に隠していたのだろう。(って言ったって今回の事では無く、映画『バトルロワイアル』のBR法に影響されたアフォ学生)
まあ、ともかく――自称天才アルケミスト、エゼル・バルビエ(ちなみに指名手配中)は、自前の頭脳で薬品を本片手に混ぜ合わせていた。
バルビエ印、特製爆弾。奥さん安くしておきますよ?
完全なる薬品兵器。――はっきり言って、専門分野では無いが。
しかし、自分なら大丈夫。発明ならおてのものだ。
道を極めた精錬術師。天才アルケミスト。あらまあ、そうですか。
結局、エゼルが必要な分の高性能薬品兵器(未実証)を作り出すには、ゲーム開始から二時間は過ぎていた。
――それでも、殺傷させるには十分過ぎる程の量の兵器は揃った。
爆弾から毒ガス散布兵器。はい、全部自作。俺天才。
「動かないで」
エゼルが振り向くと、ドアには立派なブツを構えた人間の眼鏡女が覗けていた。
眼鏡女の顔は相当引き攣っていたにも関わらず、笑みすら見える。
そうですか、人を脅して私TUEEEEEE目的ですか?
「……何のつもりだよ?」
「いいから、こっちに来なさい」
ちゃき、と、重苦しい金属音が部屋に響く。
確かにここで爆弾(威力未実証)を使えば簡単に倒せるだろうが、威力がまだ分からないこれを近距離で使ったら自分までどうなるか分かった物ではない。
相手をまどろませる錬金術、アゾート(菓子の詰め合わせみたいな名前だ。しかもエゼル唯一の使用可能錬金術)を使うには時間がかかりすぎる。
それに――女の目的は?
素直に女に近づくしかなかった。
まあ、脅している以上突然撃つ、なんて行動は少なくとも行わないだろう。当面、女に従うしかない。
- 55 :電波を増やしてみるテスト ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 01:09:45
- そう踏んでから、エゼルは女に近づいた。
これでどうなんだ? 眼鏡ちゃん。
すると――どうだ?
エゼルの上着を少しずつ片手(無論、もう片手は銃でエゼルを向いたままだ)で剥いでいくではないか!
エゼルは、――まあ常人より回転速度が数倍早い脳で、服に手をかけた時点で理解した。
これは、つまり――
「あなた、童貞でしょ?」
「――」
エゼルは言葉を失った。
この眼鏡女は言ってのけた。軽い口調で。
「私は――ただやられる側よりやる側に回っただけよ」
何? なんて言ってるんだ、このバカは?
エゼルは笑いを堪えるのに必死になった。
アンハ。それで全部わかりました。ということは、あれですね。
最初から例え逆レイプであろうと何だろうと、とにかく俺とヤっちゃって、結局いつかは殺すつもりだったわけですか。
他の奴らが全員死んで、俺を盾にすれば生き残れると? なあるほど。それまで俺と何回やれるか計算でもしてた訳か?
馬鹿馬鹿しさと眼鏡女の無知さで、背筋がむずむずした。
さっきの「ただやられる側よりやる側に回っただけ」の『やる』は『殺る』んじゃなくて『犯る』って訳か?
ハン、笑わせてくれるぜ。
それに――童貞だって? ああ、そうかもしれないしそうでないかもしれないな。
まあ――今はどうでもいい事だ。
とにかく、こいつは果てしなく頭が悪いんじゃないか?
女はエゼルの身につけていたケース(エゼルの発明品の一つ、カードを入れるケース。尤も、今は『混沌のテラ』とか言う物語か何かの一部の写紙入れになっていたが)を乱暴に投げ捨てると、
一段落したかの様にエゼルの身体を白いローブごしにつたうように愛撫(ウザったい事この上無かった)し始めた。
「あら――いい身体付きじゃないの」
――で?
どうするんだよ?
- 56 :電波を増やしてみるテスト ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 01:12:15
- エゼルは一瞬の隙を突こうと女から銃を奪おうとし――行動を中断された。
女はエゼルのローブを上へめくり上げ、そのまま内側へ飛び掛かる!
「なッ!?」
エゼルは驚愕の表情と声を上げ――
――しばらくお待ちください――
その数十秒後だった。
眼鏡女の頭はエゼルの目の前で石榴の如く弾けた。
びちゃびちゃと、ぐじゅぐじゅになった、所謂ミンチ肉がそこら辺に飛び散った。
――はい?
それはエゼルが作った爆弾による爆発と理解するには、二秒もかからなかった。そこにいる人物が持っていたので。
仰向けに倒れたエゼルからは、青い髪の少女、混沌のテラに書かれたままのそれなら、リリーナが、そこに立っていた。
「大丈夫?」
リリーナは
「ああ……まあ、平気だ」
エゼルは痛むそこを押さえながら――
――って事は、本格的に? ――
――立ち上がった。
上着を着直し、ケースを再び身につけると、再びリリーナの方に鼻を向けた。
はい、大丈夫ですともレディ。
「とにかく、早くここから出ましょう、今の爆発を誰かが聞いた筈……」
何か、リリーナが凛々しく見えた。或いはあまりにも判断が早過ぎる?
リリーナは足早に廊下に出ていった。エゼルもその後を追い――で、驚愕した。本日二回目――
先程、確かにリリーナがしっかりととどめを刺した筈の眼鏡女が、廊下を軽トラで爆走してこちらに向かっている!
あの女の死体はまだ教室内に転がっている。――では、あの女は?
そんなことも尻目にエゼルは迷わずアゾートを試みた。
まあ、エゼルは軽トラなんて見た事ないし、中の人さえ眠らせればなんとかなると思ったのだろうが、はい、そうはい神崎。
- 57 :電波を増やしてみるテスト ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 01:14:27
- 女は、眠りに落ちた。運転席で。
どう見ても居眠り運転です、本当にありg――
突然、唐突に軽トラが爆発した。
本当に唐突。
普通爆弾をそんなに易々と使うか?
「……よくあんな至近距離で爆弾を使ったな」
軽トラと、エゼル達の距離は既に四メートルも無かった。リリーナが爆弾を投げ込んだのだ。まあ、結果オーライ。
「あら、私は、アフラ・マズダ様に従っただけよ?」
リリーナは微笑みながら、そう返した。
――混沌のテラのリリーナより明る過ぎやしないか?
リリーナの胸元に、何かが涼やかに揺れた。
【一日目 東大 14時】
【エゼル・バルビエ@FFTA】
[状態]:疲労
[装備]:爆弾 混沌のテラの写紙(209話と211話、215話が書いてある)
[道具]:支給品
[思考]1:生き残る
【リリーナ@ファイアーエムブレム封印の剣】
[状態]:電波受信
[装備]:爆弾 稲田瑞穂のガラス玉(特別付録、アフラ・マズダ様入り)
[道具]:支給品
[思考]1:アフラ・マズダに従う
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
- 58 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/27(金) 07:33:44
- エゼルが千草貴子な件
>稲田瑞穂のガラス玉(特別付録、アフラ・マズダ様入り)
これはww
- 59 : ◆rUUy8UKt8g :2007/04/27(金) 07:53:32
- 3レス目の途中で切れてるやつは
リリーナは、……まあ普通に接した。
に脳内修正してorz
- 60 :連休ですね(^^):2007/04/27(金) 23:05:38
- アンハ。それで全部わかりました。ということは、あれですね。
最初から例え駄作であろうと何だろうと、とにかくこのスレに投下しちゃって、結局いつかはROM専になるつもりだったわけですか。
他のみんなが全員書き手になって、自分はROM専になれば過疎が直ると? なあるほど。それまで何回作品を投下出来るか計算でもしてたの?
嫌悪感と怒りで、背筋がむずむずした。
ざんねん! わたしもださくをとうかしていた!
【名前:千草俺子
健康状態:恥ずかしくなって死亡確認
】
- 61 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/29(日) 00:09:27
- はぁ、なんだか分からんが…
実は名無し作者の分際でロウルートに7つも駄作を投下してた…
- 62 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/29(日) 00:36:07
- >>60
千草エゼル乙
>>61
安心しろ、自分もカオスルートに投下しまくった
キャラ紹介
【ヒデト】
原作の女神転生2では主人公なのに悲惨なズガンキャラ。
1stではアリーナ集団に倒され(しかも後にゾンビ化)、2ndではビアンカに即ズガン。
ちなみに同シリーズからセンダ、ロザンナが出ているが、
センダはノロウィルス感染、ロザンナはEDまで活躍とおいしい役割。
なのにヒデトは…
- 63 :守りたいもの:2007/04/29(日) 00:42:41
- 「十三名か・・・・・・」
第一回の死亡者発表があったのは、阿部が朝比奈みくるを裸にした直後だった。
十三名。途轍もない数だ。中には子供もいただろうし、家族や友人を遺していったものもいただろう。
「これが・・・・・・格差社会だ」
迷わないと決めた。弱みを見せないと決めた。それが自分の決めた生き方だったから。
あらゆる人が、自分の能力に合った幸福を得られる社会。敗者の犠牲に見合うだけの、勝者の栄光がある社会。
それが自分の目指す道だ。たとえ多くの国民を敵に回そうと、たとえ後世の歴史家に罵られようと。
それでも、今、死者に祈りを捧げることくらいは、きっと許されるはずだ。
少しの休憩の後、阿部は図書館らしき建物にたどり着いた。
中には、ひょっとしたら役に立つ道具があるかもしれない。しかし、ゲームにのった人間が待ち伏せをしている可能性もある。
阿部は慎重に図書館の入口に歩み寄った。見たところ、一階に人影は無いようだ。
その時だった。
「ぬ!!」
安部がその場所から飛びのいたのと、そこに液体の詰まった瓶が落下してきたのは同時だった。
瓶はあっという間に割れ、鼻を突く異臭が噴出した。
(劇薬か・・・・・・)
阿部は二階の窓を見上げた。そこから、メイド服を身に纏った少女が身を乗り出していた。
少女は窓枠を蹴って、二階から安部の上に向かって落下してきた。阿部は地面に転がり、すんでのところで彼女の蹴りを避ける。
- 64 :守りたいもの:2007/04/29(日) 00:43:44
- 「なかなか殊勝な未成年だ。それだけの気魄があれば、いかなる経済的不況下でも生き抜けるだろう」
阿部は立ち上がりながら、懐からスタンガンを出す。
「しかし、ここではそうはいかないのだよ。ここには少年法も教育基本法改正案も無い。己の実力だけが生死を左右する、真の意味での競争社会だ。
阿部は引かなかった。ここで倒れるわけにはいかない。自分にはまだやり残したことがある。
しかし、たとえ敵前であっても背中を見せて逃げるというわけには行かなかった。いかなる時も引かず、ただ自分の力だけを頼りに前に進む。
それこそが、彼がずっと培ってきた生き方だったのだから。
「私だって、本当はあなたを殺したくない」
少女は、もう一本の液体が詰まった瓶を構えて言った。
「でも、私は帰らないといけないの!! 私の家に・・・・・・兄さんのところに!!」
- 65 :守りたいもの(空気を読まず駄作を投下するテスト):2007/04/29(日) 00:44:55
- ふむ。愛するものと再会するために修羅と化す、か。
しかしこの身はもとより修羅なるもの。一介の女学生ごときに阻めはしない。
「私も、私の使命を果たす為に元の世界に帰る。しかし私はそのために人を殺めたりはしない。
この身は私の国の全ての民に捧げたもの。そんな私が、率先して重罪を犯すわけにはいかない」
阿部の言葉に、少女は合点がいかないように首をかしげる。阿部はかまわず続けた。
「しかし、私の国には正当防衛というものがあるのでね。君があくまでそういう立場を取るなら、私は厳正に対処する」
両者はそのまま、しばらくにらみ合っていた。
お互い、自分のほうから身を引くつもりは無かった。ただ相手が引くのを待つか、さもなくば戦うか。
「・・・・・・私は、あなたみたいに物凄いものを守ってるわけじゃない」
メイド服姿の少女は、思いつめたように口を開いた。
「けど、私には兄さんがいる。私はあの人を守る。たった一人の人でも・・・・・・私にとっては、誰よりも大切な人」
阿部の視界の中で、少女が動いた。即座に目で追う。しかし、間に合わない。
(早い!?)
肉体年齢の差が致命的な差異を生んだ。少女は素早く阿部の背後に回ると、硫酸の入った瓶を振りかざし・・・・・・
その時、すさまじい光の奔流が二人の視界を遮った。
- 66 :守りたいもの(空気を読まず駄作を投下するテスト):2007/04/29(日) 00:45:32
- 「エクス・・・・・・」
木々の向こうから、低い声が聞こえた。このまま光の中にいては、助からないということはすぐにわかった。
阿部は即座にその場に伏せた。
「・・・・・・カリバー!!」
阿部の頭上、ほんのわずかな上をレーザービームが通過した。さすがに生きた心地がしなかった。
すぐ側で轟音がした。爆弾が落とされたかのような衝撃波が阿部の体を襲う。
恐る恐る顔を上げた阿部の視界に映ったのは、完全に破壊された図書館。
そして阿部の隣では、あのメイド服の少女が気を失っていた。
手にしていた瓶は跡形も見当たらない。恐らくさっきのビームで消滅したのだろう。
「一体、何事だ・・・・・・」
立ち上がって振り向いた阿部の目に映ったのは、巨大な「脅威」だった。
森から姿を現したのは、宝具を手にした怪獣王。
阿部の治める国を、これまで何度と無く破壊した魔王だった。
「撃ち損じたか。不覚」
ゴジラはどこか余裕すらも見える表情で呟く。その威容は、阿部をして足を竦ませるに十分なものだった。
◆6/WWxs9O1s氏とシマリスを殺害するつもりで二人を探していたゴジラは、たまたま人間の声らしきものを聞き、奇襲をかけたのだ。
- 67 :守りたいもの(空気を読まず駄作を投下するテスト):2007/04/29(日) 00:46:12
- 「悪魔め・・・・・・」
阿部の呟きに、怪獣王は笑って答える。
「悪魔? この俺が? 俺を戦いに赴かせるのはいつもお前達ではないか。
戦争、暴力、利権、環境破壊。俺の周りにはいつでも人間のもたらした悪意が満ち溢れていた。
俺はそういうものから自分自身を守りたかっただけだ」
ゴジラは、徐々に阿部との距離を詰めていた。しかしその心中はけして余裕が占めていたわけではない。
宝具を一度展開してしまった以上、次に魔力が溜まるまでは時間がかかる。それゆえ、先ほどの一撃を外したのは痛手だった。
阿部は気絶した少女を庇うように立った。
「私は一国を預かるもの。それがどれほどの重みか、お前にはわかるまい」
「ほう・・・・・・」
ゴジラは興味深げな笑みを浮かべる。
「私の民に手を出すものは・・・・・・大怪獣であろうとヒーローであろうと関係ない。
そして、今はこの会場にいる人間全てが私の民だ。
強きものが、その強さに見合った富と栄誉を手にする。それが格差社会というものだ。
その勝者の誇りを、お前のような悪魔に踏みにじらせはしない」
阿部とゴジラは、朝靄の中で無言のまま向かい合った。
それは、王と為政者の激闘の前触れに相応しい神々しい光景だった。
- 68 :守りたいもの(空気を読まず駄作を投下するテスト):2007/04/29(日) 00:47:50
- 不意にゴジラが口を開いた。
「おっと、忘れるところだった。これをいっとかないとな。
このSSはフィクションであり実在する人物・団体・事件その他の固有名詞や現象などとは何の関係もありません。
嘘っぱちです。どっか似ていたとしてもそれはたまたま偶然です。他人の空似です。
あ? もう一度言うのか?
この物語は・・・・・・おい、なんでこんなこと言わないといけないんだ? んなの当たり前だろ」
【一日目 5時30分】
【H-3 図書館の近く】
【阿部@現実】
[状態]:健康
[装備]:スタンガン
[道具]:支給品一式×2、朝比奈みくるの支給品、朝比奈みくるのメイド服と下着
[思考]
1:ゴジラを退ける(殺したくは無い)
2:主催者を打倒し、元の世界に帰る
3:格差社会を全参加者に思い知らせる
【朝倉音夢@D.C】
[状態]:失神
[装備]:硫酸入りのビン一本、メイド服型防弾スーツ
[道具]:支給品一式
[思考] 優勝して、兄の待つ家に帰る
- 69 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/29(日) 19:30:54
- http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi87357.zip.html
作ったはいいけど500エラーになる。
誰かボスけて
- 70 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/29(日) 19:42:03
- あ、ブラウザゲームね。よくわからないバトルロワイアルの。
- 71 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/30(月) 21:21:03
- >>69
500なら、まずどのサーバにうpしてるか晒さないとよく分からん。
でも板対抗並にキャラアイコンが揃ってたり稲田瑞穂がきちんと2人いたり画鋲入り食料があって噴いたww
誰かウィキ(死亡リストとか玉子表)更新キボンヌ。
俺携t(ry
- 72 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/04/30(月) 23:49:02
- >>69
brcommon.cgi
1267:'mike' => 'cc0">音殺',
1268:'chein' => 'f66">バラバラ',
1270:'curumi' => '000;background-color:#fff;">首切断',
1271:'korobasi' => '000;background-color:#fff;">首骨折',
の先頭の空白がおかしくなっているっぽい。
- 73 :リアルタイム・ライジング:2007/05/02(水) 23:15:03
- ――ここは何処だ?
漏れは、何で――
少女、通称リアルタイムカービィの人は東大の校舎の裏に隠れていた。
助けて、ドロッチェ、気が狂いそう――
彼女は特徴的に赤いシルクハットとマントを着込んでいたが(それだけだとギルダーに間違える奴も出るかもしれない)、
それよりも胸に下がるロケットから見える、ドロッチェの笑顔が頼もしかった。
最初、リアルタイムは十聖学園に飛ばされていたが(もっとも、初代女神転生ファンでもある彼女はこの状況でなければ喜んだに違いない)、
白い狼(その白い狼、ビアンカに目をつけられなかったのは幸運かもしれない)が女子学生に突き抜かれる光景を見――
必死に逃げてきた。
途中、悲鳴が聞こえた。
彼女は聞き覚えがあったが、どうせキャプリス・ウィッシャーかルーク・ハインズ辺りが落ちたんだろと思い無視した。
そして――東大。
窓から身を乗り出すと、エゼル(FFTAはプレイ済みだった)と野比玉子が、何かを話していた。
が、玉子は拳銃(!)を構えていたので、それがかなりの脅威だった。
その後、玉子はエゼルの服を脱がしていき――
リリーナ(FE封印プレイ済み)が快楽を貪っている玉子の頭を吹き飛ばした。
――吐いた。
その後、爆発音がまた響いたが、今のリアルタイムにはどうでもよかった。
いじめる? いじめる?
――否、死ぬのか? 死ぬのか?
耳鳴りの様に、リアルタイムの脳内を駆け抜けた。
- 74 :リアルタイム・ライジング:2007/05/02(水) 23:16:17
- ドロッチェ――漏れを、守ってくれ。
胸のロケットを片手で掴んだまま、そう祈った。
ちなみにもう片手には、ずっしりと重いガバメントが握られていた。
「――誰か居るの?」
ばっと振り返った。
そこには、美しい、女神の様な女が立っていた。
涙で頬を濡らしたまま、その女に飛びついた。
「助けて、助けて――」
懇願した。もう、死にたくなかったので。
「うん、大丈夫。私も、怖かったの」
よかった――漏れは、助かったんだ。
「お姉ちゃんは――名前、何て言うの?」
「私は相馬光子よ。」
え――
――やられる!
ああ――こんなことはもうごめんだ。
うちに帰りたい。
ゲーム。星のカービィ。ココア! DS。
参上ドロッチェ団。ドロッチェ。容赦なく、撃つ。撃つ!
ココア。ドロッチェ。星の! カービィ!
容赦なく。ドロッチェ。
別の意味での涙が意思に関係なく流れた。
ロワ中に相馬光子に会うことが何を意味するか、理解してた分、当然だが。
容赦なく。ドロッチェ。殺される! 撃つ。
おかあさん。おねえちゃん! おとうさん。撃つ! 撃つ! シャドウゲイト!
リアルタイムはガバメントを上げ――そこでびくん、と痙攣した。
無論、光子は殺すつもりでリアルタイムに近づいたのだが、今の痙攣は理解出来なかった。
そして――光子は光子で、自分の胸に穴が空いている事に気付いた。
”それ”がリアルタイムを貫通して自分に突入してきた事も――
- 75 :リアルタイム・ライジング:2007/05/02(水) 23:17:01
- そこには――光子は、知っていた。その人物。
それは、サブマシンガンを持った三村信史だった。
まさか? 自分が撃たれると?
光子は構わず、銃を持ち上げた。
気合いでホールドオープンするまで撃ち込んだ。
その鉛は、確実に三村の胸に穴を空け――
勝利を確信した光子の顔が弾け、ストロベリイ・パイをぶつけたようになった。
勿論――身が重力によって崩れた後、動くことはなかった。
三村信史――否、リアルタイム二代目は、サブマシンガンを背中にかけた後、死体から振り返り、東大を後にした。
便利なものだ。防弾チョッキというものは。
【一日目 東大/15時】
【リアルタイム二代目@カオスロワ】
[状態]:健康
[装備]:ウージー 防弾チョッキ
[道具]:支給品
[思考]1:生き残る
【リアルタイムカービィの人@カオスロワ】
[状態]:死亡確認
【相馬光子@バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認
- 76 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/03(木) 14:09:05
- 二代目てw
最近カオスルートが元気だがロウルートももっと読みたいな
俺も一応書くけど
- 77 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/03(木) 17:07:53
- きたぞきたぞ!
http://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/tcbr2/bractmain.cgi
>>72
本当にdクス
- 78 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/05(土) 03:45:28
- おまいら、いい事考えた。
今日の正午12時に一斉にゲーム版TCBRを始めて、
そのゲーム版のシチュからアイデアを取り出してSSを書くってのはどうだ?
要するに単なる人寄せだorz
- 79 :ストレス発散認めんぞー:2007/05/05(土) 23:01:36
- 「認めんぞー」
突然だった。
何を認めたくないのか分からなかったが、芦川美鶴に突如何かが襲い掛かった。
迷わず、ミツルは腰のリボルバーに手をかけ、何回も引き金を絞った。
その衝撃は決して弱くは無かったが、その何かに対して致命傷を間違いなく負わせたに違いない。
レンツェンの★エリクサーが 光をはなった!
馬鹿な!? 男は確かにこの拳銃の鉛弾に貫かれて死んだ筈なのに?
「断じて認めんぞー」
男は明らかに危ない凶器を持っている。それはもうミツルが持っていた魔力の比ではなかった。
断じて、もっと恐ろしいものの片鱗。
アヤ、ごめん。俺は――
レンツェンの必殺攻撃!
ミツルに55のダメージ!
【アルタ前 15時】
【レンツェンハイマー@ティアリングサーガ】
[状態]:認めたくない
[装備]:キルソード@FE
[道具]:支給品 ★エリクサー×9
[思考]1:とにかく認めんぞー
2:リュナン貴様だけはー
【芦川美鶴@ブレイブストーリー】
[状態]:死亡確認
- 80 :どこまでもぶっちぎり:2007/05/08(火) 21:43:11
- 「殺し合いだと……ゴルゴムの仕業だ!!」
男の叫び声が響く。もうこの台詞で誰のことかお分かりだろう。
「それともクライシス帝国の仕業か!?だがどちらにしても、こんな残虐な殺し合いなど、この俺が許さん!!
人間を何だと思っているんだ!!!絶対に止めてみせるぞ!!!」
理不尽な殺人ゲームに怒りを露にする、仮面ライダーBLACK RX・南光太郎。
彼は確信していた。このゲームの真の黒幕がゴルゴムかクライシス帝国であることを。
もちろん、根拠などない。だが、彼がそう感じたのだからそれで間違いないのだ。この際、反論は一切控えていただきたい。
まあとりあえず、もういつもの光景だから、後は適当に割愛。
つーかロワに参加するたびに、毎回毎回全く同じ反応ばかりされちゃたまらん。
で、光太郎が今いる場所。それは、巨大なロボットのコクピットの中だった。
そう、光太郎の支給品、それは一体の巨大なロボット。
「それにしても、何がなんだかさっぱりだ。一体どうすれば動くというんだ!?」
操作方法がまったくわからず、光太郎は手も足も出せないでいた。
「くそっ、動かし方がわからないのでは何の意味もない……ゴルゴムめ、陰湿な嫌がらせを!!」
ちなみに操縦マニュアルは、早々に風に飛ばされ紛失してしまった。
その責任はどう考えてもゴルゴムではなく、全面的に彼にある。でも光太郎が言うのだから、悪いのはゴルゴムで間違いないのだ。
そうして手間取っているうちに時間は過ぎ、早くも第一回放送を迎えた。
「くそっ!!なんということだ!!もうこれだけの死者が出ているだなんて!!
ゴルゴムの仕業だ……俺をこのロボットの操縦で手こずらせ時間を稼いでいる間に、
他の人達に殺意を煽ったり植えつけたりしているとでもいうのか!!
許さん……おのれゴルゴム!!!!」
ゴルゴムもいい加減迷惑だろうとは思うが、光太郎が言うのだから間違いないのだ。たぶん。
とにかく、その放送を聞いた光太郎は、怒りを爆発させた。
- 81 :どこまでもぶっちぎり:2007/05/08(火) 21:44:44
- その時!!!
不思議なことが起こった!!!!(by政宗一成)
「!?なんだこれは……俺の頭の中に、情報が流れ込んでくる!?」
奇跡が起きた!
このロボットの動力源は、意思を持つエネルギーである。
光太郎が怒りを爆発させた瞬間、キングストーンを介して、そのエネルギーと光太郎の意思を結びつけたのだ。
エネルギーは、光太郎の心に触れ、理解した。
光太郎の怒りと悲しみを、主催者を徹底的に叩き潰すという意思を、何より罪なき人々を守りたいという心を!!
その純粋すぎる防衛本能に、エネルギーは同調した!!
本来こんなものに同調するはずはないのだが、政宗一成がそう言ってるのだからそれで正しいのだ。
ぶっちぎるぜ!!
そして巨人は……
いや。
巨神は、動き出した。
パロロワ史上、最悪の事態が発生したかもしれない……
恐らく、古今東西ありとあらゆる全てのパロロワを見回しても、これ以上にタチの悪い支給品はありえないだろう。
その気になれば、宇宙そのものを容易にリセットしてしまうほどの出鱈目な力を秘めた代物だ。
南光太郎に支給された巨大ロボット。そのロボットの名は。
伝説巨神……イデオン。
- 82 :どこまでもぶっちぎり:2007/05/08(火) 21:45:29
- 「わかる、わかるぞ!キングストーンを通じて、このロボットの操作方法が頭に流れ込んでくる!!
この無限力の……イデの使い方も!!」
力が発動される!
「イデ、俺に力を貸してくれ!!うぉぉぉぉぉぉっ!!!」
光太郎の叫びと共に、イデオンはその手に巨大な光の剣……イデオンソードを生み出す。
「よし、いける……イデの力で生み出した、リボルケインだ!!!」
軽く振りかざす。
それだけで……
目の前の全てが、瞬時にして消滅した。
「なんというすごい力だ……」
イデの力は、目の前のものをそのエリアごと完全に消滅させた。
そこには人もいたようだが、光太郎はそんなことに気づくこともなかった。
恐るべき力。これでも、出力は最小限に抑えてある。
その気になれば、この世界の全てを、完全に破壊し尽くすことすら造作もないだろう。
そのあまりの強力すぎる力に、光太郎は……
「この力があれば、あのセワシとかいう主催者も倒せる!!殺人者達も全滅させることができるぞ!!
待っていろ!!!この力で、俺は悪を全て叩き潰してみせる!!」
ちょっと待て!!普通その力にビビったり、使うべきじゃないとか判断したりするもんじゃないのか!?
なんで普通に使って敵を倒そうとしてんだ!?……さすがは怪魔界50億人を全滅させた男である。
つーか「殺し合いを止める」ではなくて「殺人者を全滅させる」というあたりが実に彼らしい。
「この俺の目の黒いうちは、悪に生きる道などどこにもないことを思い知れ!!!」
今ここに、南光太郎は無限力・イデを完全に制御する術を得た!!
本来乗っていたパイロット達ですら制御できなかった恐るべき無限の力を、
こともあろうに光太郎はご都合主義により完全に制御することに成功したのだ!
- 83 :どこまでもぶっちぎり:2007/05/08(火) 21:47:23
-
「な……なんだよこれ!?僕はガンダムの世界からガンキャノンを用意してたはずなのに!?
なんであんな化け物に変わってるんだ!?」
セワシが悲鳴をあげる。その顔色は真っ青だ。
イデオンの参戦は、彼にとっても予想外だったらしい。
まあ、無理もないが。正直イデの参戦は、どこぞのデビルガンダムなど問題にならないくらい、ヤバイ。
そんな彼に、リボンをつけた黄色いロボットが話しかけてきた。
「イデは意思を持つ無限力と言われているわ。どうやったかはわからないけど、私達の行動に介入してきたようね」
「そ、そんな!?どうしよう、ドラミちゃん!!」
セワシは彼女――ドラミに泣きつく。その情けない姿、さすがはのび太の子孫といえよう。
「無限の力なんて、いくら僕達でも制限のさせようがないじゃないか!!僕達因果地平の彼方に飛ばされちゃうよぉ!!」
「大丈夫よセワシさん。私がついてるじゃない」
ドラミは、いつもと同じように微笑み、セワシを元気付けた。
もっとも、この空間ではその優しい微笑みすらも、どこかどす黒いもののように見えてしまう。
「頼むよドラミちゃん、君だけが頼りだよ!」
だがセワシが、それに気づくことはなかった。
そして全てが、狂い始める。
【一日目 5時00分】
【A-4 森上空】
【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:ぶっちぎるぜ!!
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、イデオン@伝説巨神イデオン
[思考]1:ゲームを阻止し、ゴルゴムを滅ぼす
[備考]:キングストーンに反応し、イデオンは光太郎の思うがままに動きます。イデオンガンもイデオンソードも使い放題です。
また、イデオンは能力制限を一切受けていません。
- 84 :どこまでもぶっちぎり:2007/05/08(火) 21:49:14
- 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
※B−4、C−4が消滅しました。今後、この地域に他参加者は進入できません。
- 85 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/09(水) 00:30:31
- ちょwwww
- 86 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/12(土) 02:58:06
- ここまで玉子が並んでいるとさすがに笑えるww
- 87 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/12(土) 23:14:38
- 「あーあ、このところは死者も出なくて暇だお」
セワシは、何十台ものモニターの前であくびを噛み殺した。
それにしても、どうしてこんなことになったのか。
あの名簿の中に、祖先であるのび太に加えてドラえもんの名前まであったのには驚いた。
それに、のび太大爺の子供時代の友達のジャイアンという人やのび太大爺の母に当たる人物、
さらには昔の野比家の近所に住んでいた人たちまで含まれていた。
そればかりではない。歴史の教科書で習った偉人たちや、アンパンの妖怪や映画の中の怪獣、
森に住んでいた野生動物やレイプ魔の変態、そしてパソコンが友達のオタクたち・・・・・・
なぜ彼らが選びだされ、こんな殺し合いなどをさせられるのかについてはセワシも全く知らされていない。
彼が聞いたのは、この殺し合いの「進行役」をすれば、野比家の抱えている借金を全て肩代わりしてもらえる上、
野比家の人間はその生活を一生保障されるということだけだった。
祖父の祖父であるのび太大爺が抱えた、一生働いても返せないほどの莫大な借金。
それを帳消しにできるなら、そしてその先に今までの苦労が報われるほどの楽な暮らしが待っているなら、セワシには迷いはなかった。
あるいは、自分たちに赤貧生活を強いるのび太大爺と、彼をちっとも厚生させている様子のないドラえもんへのささやかな復讐心
もあったのかもしれない。
すでに十四人もの人が命を落とした。
その中にはのび太の母と友人も含まれている。
「ああ、僕は・・・・・・幸せになるんだ。たとえ、何人もの人を踏みにじってでも」
だって僕は、今までずっと沢山の人に踏みつけられてきたのだから。
「しっかし暇だなあ。のび太おじいちゃんはマーダーになっちゃうし、ドラえもんは女装したおっさんと組んでるし。
みんな結構楽しんでくれてるみたいで何よりだけど・・・・・・僕は手持ち無沙汰なんだよねえ。
さっきみたいなサービス放送も、あんまりするとマズいだろうしなあ」
ついさっき、電話で「あまり勝手なことをするな」と釘を刺されたばかりだ。
なんか自分はあくまで駒扱いみたいで癪だ。
- 88 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/12(土) 23:15:40
- 「よし、暇つぶしにテキトーに誰かの首輪でも爆破するか」
まさにナイスなアイデアを思いついたセワシは、モニターに目を走らせた。
さて、誰を選ぶか。どうせなら戦ってる最中の人物とか、呑気に仲間と談話している奴とかの首を撥ねたほうがインパクトはあるだろう。
「いや待てよ・・・・・・そうだ、折角だからコンピューターでランダムに決めよう!! まさにロシアンルーレットってワケさ」
セワシはノートパソコンのキーボードを叩いてプログラミングを終えると、鼻歌を歌いながらルーレットを開始させた。
ノートパソコンの画面の真ん中で、現在の生存者の名前がスロットマシンのように点滅する。
「3・・・2・・・1・・・はい終了!! さて、幸運なる当選者は・・・・・・」
しかし、セワシがその名前を確認することはなかった。
ノートパソコンの画面が、鮮血で覆われて見えなくなったからだ。
ごとり、と床におちたセワシの首。
その口は、すでにその主が生命を失った後も本能によって辛うじて数秒だけ動いていた。
その唇は自分でも気がつかないうちに、小さな声で、
「ごめんなさい、ドラえもん」
と言っていた。
もう誰も見ていないモニターの向こうでは、彼が愛した人々が血みどろの戦いを続けていた。
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
- 89 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/12(土) 23:26:27
- ちょ、超展開wwww
- 90 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/13(日) 01:46:12
- TCBRじゃ主催者といえども安全圏ではないんだなwwwwww
イデとか玉子とかもほんとTCBRって超すげーwwwwwwwwww
- 91 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/14(月) 00:30:58
- 秀吉とかフレイザードの時も思ったんだが、
何でお前ら首輪付けてんだよwww
- 92 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/14(月) 02:51:54
- 一応やりすぎを避けるためのロウルートだし主催者変更は無しの方がよくね?
- 93 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/14(月) 11:12:37
- 主催というかただの現場の司会進行で、黒幕は別にいるようだからおkじゃね?
いちおーハカロワみたいな前例もあるしな
- 94 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/14(月) 13:45:50
- むしろドラミが黒幕
- 95 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/15(火) 18:02:15
- その進行が死んだ死んだで一次は主催者回りがぐだぐだになったんだろ
- 96 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/15(火) 23:38:29
- 久々にwiki更新。
- 97 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/15(火) 23:44:11
- wikiの文字の大きさを変更してみますた。
あのぐらいの大きさでも問題ないっすか?
- 98 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/15(火) 23:49:43
- ロウルートが参加者とマップだけ指定されててカオスルートが何でも有りでいいのか?このスレは
- 99 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/15(火) 23:59:32
- そう
ロウルートは、カオス度を抑え目にしたバトロワ
カオスルートは、書き手達が己の欲望のままに好き勝手に暴走するバトロワ
だけど最近は過度の大量虐殺がタブーになっている。
- 100 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/16(水) 00:32:02
- 最下層だったので、緊急浮上させていただく
- 101 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/16(水) 07:54:41
- >>92-95
んじゃ主催者のセワシはドラミが作ったクローンで、替わりは何人でもいるってコトでよくね?
- 102 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/16(水) 15:21:52
- あげ
- 103 :Cルート:中島朱実祭り その1:2007/05/18(金) 20:14:14
- 「ユミコちゃんは……」
その聞いた名前は紛れも無い、前世で夫婦として結ばれていた白鷺弓子のファーストネームだった。
中島はその方向へ走り始めた。
弓子はこんなゲームに巻き込まれて、危険な目にあっていてもおかしくないのだ。
中島は廃材を掻き分け、それを見た。
――違った。
そこに居た”ユミコ”はボーイッシュに髪を切り上げた、弓子とは全くイメージが掛け離れた少女だったのだ。
中島はプッツンした。
――こんな奴が”ユミコ”だと?
「許せん!」
中島は支給されていた剣を振った。
それに遅れて刹那、血の霧が舞った。
- 104 :Cルート:中島朱実祭り その1:2007/05/18(金) 20:16:19
- 「うっ」
「友美ちゃん!」
「きゃーっ」
\^o^/
弓子は何処へ飛ばされたのだろう。
中島はまた、歩き始めた。
【一日目 千葉県コンビナート/14時】
【中島朱実@DDS転生の終焉】
[状態]:健康
[装備]:戦士プリーシア・ディキアン・ミズホの光の剣
[道具]:支給品
[思考]1:弓子を捜す
2:後はどうでもいいので殺しとく
3:”ユミコ”の名前の奴は真っ先に処刑
【日下友美子@バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認
【北野雪子@バトルロワイアル】
[状態]:死亡確認
- 105 :Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:17:25
- 「ああ、セワシさんが死んでしまうなんて……」
悲観にくれるドラミ。
セワシの企みに気付き、ドラミはひみつ道具を走らせたのだが、到着した時には悲劇があっさり幕を閉じた状態だった。
まだセワシの死体からはとろとろと血溜まりが発生しており、生々しい生首がそこに転がっている。
悪夢――と表現すればいいのか、或いは出来の悪いB級ホラー映画?
とにかく――ひどかった。
「僕に任せていろ」
そう聞こえた途端、ドラミの後頭部に衝撃が走った。
それは――一種、金属バットで殴り付けられたような感覚に似ていたが、そんな訳ではなかった。
彼女のそこには立派な丑三つ人形がついており、そのままドラミはゆっくりと倒れた。
倒れる時にキーボード部分に頭が擦れその黄色い塗料が削れたが、もう彼女には関係のない事だった。
その時には既に機能停止していたので。
- 106 :Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:21:28
- 中島は素早く、キーボードを叩いた。セワシのプログラミングより早かった。
そのディスプレイには”#H19 AG98PP
#H20 E8ULI1”の表示。
そう、中島は1stでのドロッチェに対する復讐を果たそうと言うのだ。
「五十億人の人間より君一人を選ぶ!」
中島はそう言い、エンターキーを押した。
全参加者を管理する高性能のマシンは指定された命令通りに動き、ドロッチェの首を吹き飛ばすだろう。
ズガン!
その時中島の身体に何か、反響した感覚が伝わったが、それが超怨念女高見沢恭子が埋め込んだ爆弾が爆発したのか、
カオスルートで身につけられたガタルガナルが爆発したのか、ドロッチェクオリティに跳ね返されて爆発したのか、それはもう区別がつかなかった。
ついでに野比玉子の首輪も爆発したっぽい。
- 107 :Lルート:中島朱実祭り その2:2007/05/18(金) 20:23:08
-
「そうだ……最初から僕に任せておけばよかったんだ」
ドラミに忍び込んでついてきた男。この男の過去がどうあれ、溜まっていたストレスを発散する、これ以上の場はなかった。
【主催会場 ?時】
【野比のび助@ドラえもん】
[状態]:健康
[装備]:ドSノート@ゲーム版TCBR ワイルドセブン@タバコ
[道具]:不明
[思考]1:主催として君臨する
2:日々のストレスの発散3:タバコを吸いまくる
【ドラミ@ドラえもん】
[状態]:機能停止
[原因]:呪殺
【中島朱実@DDS】
[状態]:DEAD
[死因]:多分首輪爆発
【野比玉子@ドラえもん】
[状態]:死亡確認
[死因]:首輪爆発
- 108 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 21:37:36
- さすがにこれの死亡リストまとめるの面倒だな
- 109 :とある老人の布教活動 Fool's_errand:2007/05/18(金) 22:40:35
- 「何故だ! 何故このワシの出番はここまで少ないのじゃ!」
男は憤っていた。
だがその怒りを静めようとするものなどいない。
なぜなら彼は怒って当然の立場にいるのだから。
男の名は『さくら 友蔵』という。
ご存知、お茶の間の長寿アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公『さくら ももこ』の祖父である。
彼が怒りを露にしているその理由、それはいたって単純明快。
パロロワにおける彼の出番の少なさが原因だ。
何故、自分は本編でここまでおいしい役を演じているというのに、お呼びの声が掛からないのか。
それは年老いた彼の頭脳では理解できなかった。
実際問題、ちびまる子の作品自体がパロロワに参加することが少ないのが問題なのであろう。
参加したとしても肝心の参加者がタマネギ頭の少年だったり、唇の青い少年だったり。
まぁ、それは某ロワの特性上仕方のないことなのだが。
友蔵は、脳細胞がどんどん死滅していってる頭をフルに使って考える。
自分が通常のパロロワに参加するにはどうすればいいのか?
簡単だ。ちびまる子を参加作品枠に入れればよい。
自分は最高においしいキャラをしているのだ、チャンスさえあれば必ず参加できる。
ではどうやって、ちびまる子を当選させる?
これも簡単ベリーイージー。
票をできるだけたくさん集めればよい。
ではどうやって、そこまでの票を獲得する?
そもそも今の乱立期の何処のロワで投票があるのだ?
いや、彼の頭脳はすでにこれらの答えを導いていた。
- 110 :とある老人の布教活動 Fool's_errand:2007/05/18(金) 22:41:49
- 何処のロワにするか……。
それは当然、アニメキャラ・バトルロワイアル2ndだろう。
そろそろ1stが完結するであろうことは、友蔵の目から見てもはっきりとわかる。
1stが終われば、自然と2ndが始まる流れへ移行するだろう。
狙いはその時、必ず起こるであろう作品投票だ。
そしてどうやって多数の票を獲得するか……。
これは言うまでもないだろう。
彼の現状を良く考えてみれば、自ずと答えは導き出される。
何故、友蔵はカオスロワに出てきてまで、こんなことをしているのか?
答えはシンプル。真実はいつも一つ。
彼はこの『テラカオスバトルロワイアル』という一つのスレで活躍することによって、作品の人気を高めようとしているのだ。
彼がこのバトロワで読み手諸君が驚くほどの活躍をすれば、それだけで友蔵個人とその作品への関心が高まる。
そうすればアニロワ2ndにおいての、作品投票及びキャラ投票での票はもらったも当然。
まさに一石二鳥の大博打。
「これはいけるぞ! 婆さん、ワシちょっと出かけてくる!」
「危ないですよおじいさん! 今はBR法が……」
思い立ったが吉日。善は急げ。
友蔵は婆さんの制止も聞かずにいきおいよく家を飛び出していった。
(大丈夫。あの影の薄い先生@ドラえもんですら、アニロワ1stに出れたんじゃ。ワシも絶対に出れる)
彼の行く末に待ち受けるものは何なのであろうか……。
- 111 :とある老人の布教活動 Fool's_errand:2007/05/18(金) 22:44:34
- 【一日目 20時00分】
【静岡県清水市 さくら家の外】
【さくら 友蔵@ちびまる子ちゃん】
[状態]:興奮状態
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:対主催、マーダー、活躍するためならなんでもやります。
【一日目 20時00分】
【静岡県清水市 さくら家】
【さくら こたけ@ちびまる子ちゃん】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:私ネタないから、留守番でもしてます。
- 112 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 22:46:57
- ちょwww友蔵ww
- 113 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/18(金) 23:38:38
- まる子が当選しても、じいさんはまず出れないだろww
- 114 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 00:26:22
- ちょwwwww活躍するためなら何でもするってwwwwwww
何ができるんだよこのじいさんwwwwwwwwwww
- 115 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 00:33:51
- こいつロウルートにスカウトしたいよw
- 116 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 02:17:14
- くっそんな事いわれるとズガンしてみたくなるじゃないか
- 117 :まる子、バトルロワイアルに参加する:2007/05/19(土) 22:10:25
- ズガンッ!!
銃声が響いたと同時に、友蔵は
「悪いねぇ、おじいちゃん。これがバトロワというものだ、って奴だよ」
友蔵の死体を前に、まる子は不敵な笑みを浮かべた。
そういえば、リアルではさくらももこは祖父を嫌っていたんだっけ。
「まったく、ロリショタだかなんだか知らないけど、主役であるこのあたしを無視して藤木と永沢なんか出すなんてさ。
わかってないよねぇ。しかも二人とももう死んじゃったみたいだし。あたしゃ情けないよ。
ここは誰が出るべきだったかを、きっちり見せ付けてやんなきゃね」
【さくら ももこ@ちびまる子ちゃん】
[状態]:ノリノリ
[装備]:拳銃
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:自分の存在をパロロワ界に知らしめる
【さくら 友蔵@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
- 118 :まる子、バトルロワイアルに参加する:2007/05/19(土) 22:11:22
- ×銃声が響いたと同時に、友蔵は
○銃声が響いたと同時に、友蔵は前のめりに倒れ、その生涯を終えた。
- 119 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 22:31:55
- じじぃ、早速1レスズガンされたwwwwwww
- 120 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/19(土) 22:59:57
- て、てめーよくも友蔵を……いや別にいいか
- 121 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:28:12
- BR法の制定により、大きな戦渦に巻き込まれつつある日本。
その北に位置する北海道の地で、二人の男が火花を散らしていた。
赤い髭親父と緑の髭親父。マリオとルイージ。
彼らは世間からスーパーマリオブラザーズなどと呼ばれている人気者だ。
この二人が力を合わせれば、いかなる困難も打ち破れる。
そうなのだと、誰もが信じて止まないこの二人が対立していた。
「何故だ……ルイージ! 何故ピーチ姫を殺した!」
叫んだマリオの視線の先には、黒い炭の塊みたいな物を踏みつけるルイージの姿がある。
「ピーチ姫? あぁ、これのことか」
ルイージはそう言いながら、黒い塊――ルイージのファイアボールによって焼き尽くされたピーチ姫の亡骸に目をやる。
そのピーチ姫であった物を見る目には、一切の感情の起伏も感じられない。
あれほど親しかった人間を殺したというのに、彼はそんなことを微塵も気に留めていない様子だ。
「別に殺す相手は誰でも良かったんだよ。こんな女じゃなくてもね」
ただ淡々と、ルイージは事実だけを告げるように言葉を紡ぐ。
- 122 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:29:20
- 「僕の目的は兄さん……あんただよ」
「どういうことだ!?」
「僕はね、生まれてからずっと兄さんに劣等感を抱いて生きてきた。
同じ月日に生まれた双子だと言うのに、いつもみんなから褒められるのは兄さんだけ。
二人で力を合わせてクッパを倒したり、どっかの国を救ったりしても結局は全部兄さんの手柄になる。
僕はそうやって兄さんが祭り上げられているのを、ただじっと、隅のほうで指を銜えて見ていることしかできなかった」
狂気に彩られたルイージの瞳には、もはや他人に対する思いやりの心が失われていた。
「だから僕は常にチャンスを窺っていた。
あんたを主役の座から引きずり落とし、なおかつ屈辱的に殺してやれる機会を。
そしてそれは今日、思いもよらぬ形でやってきた!」
マリオとルイージ、そしてピーチ姫は、旅行を楽しむためにこの北海道に来ていた。
たまには戦うことを忘れて、ゆっくりと体を休めるようにとのピーチ姫の計らいでだ。
「僕はこの旅行だって吐き気がするほど嫌だったさ!
どうせこの女と兄さんがイチャイチャする所を延々と見せ付けられるだけだからね。
……だけど、そう思って諦めかけていた時だ、奇跡が起こった」
ルイージは一人で孤独な演説をしながらも、両手を大きく広げて空を仰ぐ。
「BR法だとかいう素晴らしい法案が、今僕達がいるこの国で可決されたんだ!
テレビで、ラジオで、新聞で、ありとあらゆる場所でこの報道を目にしたとき、僕は思ったんだ!
念願を果たすなら今しかないとね!
兄さんと親しかった全ての人間を殺し、最終的には兄さんも殺して僕が新たなる主役となる!
その目的を叶える絶好の、千載一遇のチャンスだとね!」
ルイージは楽しそうに自分の計画をマリオに語ってみせた。
まるで小さな子供が、母親に自分の書いた絵を見せるかのように。
そしてその中に潜む、ルイージの悲痛な叫びをマリオは確かに聞いた。
それはどれほど努力しても報われなかった男の、自らの人生を否定した男の断末魔。
マリオはその心を痛いほどに理解した。
だが――
「……その程度のことで」
「は?」
- 123 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:30:18
- 「その程度の理由でピーチ姫を殺したのか!」
――その心を理解したからといってマリオの中の怒りが消えるわけがない。
「お前の言い分は聞いた! お前が戦う理由は理解した!
その上で言わせてもらうぞ!」
マリオは、自分に出せる限界以上の大声で叫ぶ。
「そんなものはゲロ以下だ!
自分が周りからちやほやされたいがためだけに、そんなちっぽけな理由のためだけに人を殺していいわけがない!
お前のエゴで、どれほどの人間が苦しむ破目になるか分かっているのか!?」
「知らないよ、そんなの」
ルイージは鼻で笑いながらマリオを見る。
その目を見たマリオは悟る。最早、言葉での説得などに意味はない。
「そうか、そういうことなら覚悟しろ。
俺が今から全力でお前を倒す。
そして分からせてやるよ、お前が犯した罪の重さを!」
(これが真の主役の気迫か……)
目の前で殺気を開放するマリオを見ながら、ルイージは退屈そうにそう思った。
「……言ったはずだよ兄さん、あんたを殺すのは最後だと。
それは今じゃない、あんたと親しい人間全てを殺した後だ」
瞬間、辺りを強烈な閃光が包み込んだ。
- 124 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:31:29
- 「ぐっ、これは……!」
それがルイージが隠し持っていた閃光手榴弾の光だと気が付くまでに3秒。
マリオの視力が戻るまで数分の時間が経過した。
視力が回復して再び周囲の景色が見えるようになった時、すでにルイージの姿は影も形もなくなっていた。
ただ、遠方の空に神秘的な光を放ちながら飛んでいく、氷の鳥の姿だけがマリオの視界に入った。
伝説のポケモンの一匹、フリーザー。
それがルイージに支給されたもう一つのアイテムだった。
「まずい……みんなが危ない!」
物凄い速度で視界から遠ざかっていく伝説の鳥。
あの速さのまま行けば、直ぐに日本に遊びに来ている他の仲間達の元へ辿り着いてしまう。
ヨッシー、ワリオ、ワルイージ、デイジー、マロ、ジーノ、クッパ、ドンキー、その他諸々のかつて共に戦った仲間達。
彼らはルイージがこの殺し合いに乗っていることを知らない。
このままではピーチ姫のような犠牲者が増えてしまう。
「俺の……支給品!」
咄嗟に、救いを求めるかのように自身に配布されたデイパックの中身をぶちまける。
あの伝説級の速度に追いつけるほどの速さを持った支給品があれば……。
そのマリオの願いは無慈悲にも打ち砕かれる。
デイパックから出てきたのはPS3、Wii、Xbox360。
殺し合いには何の役にも立たない次世代ゲーム機ばかりだった。
「ちくしょう……!」
怒りと焦りのあまり、ガッと地面に拳を穿つ。
もう足で追うしか手段が残されていない。しかしそれでは間に合うはずがない。
相手はあのフリーザーだ、並大抵の速度なんかでは……。
と、そこまで考えたとき、マリオの視界にあるものが映った。
マリオは思い出したかのように『それ』を拾い上げる。
- 125 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:32:27
- 「これはピーチ姫の支給品……」
今は物言わぬ屍と成り果てた姫を見下ろしながら、マリオは彼女の形見のモンスターボールを投げる。
地面にぶつかったボールが二つに割れ、その中から一匹のポケモンが現れる。
マリオは一秒も躊躇うことなく、出てきたポケモンの背に飛び乗った。
「ピーチ姫……今はあなたを埋葬している暇がないんだ、許してくれ。
まだ生きている他の仲間は必ず救う。あの馬鹿な弟も……救ってみせる!
だから少しだけ、あなたの持ち物を借ります」
ピーチ姫の亡骸から目を逸らさないように、起きてしまった現実を全て受け入れる。
そして信じる。
絶対に弟の奇行を止められると。
マリオはピーチ姫の支給品のポケモン――エンテイに命令を下すと、その場から神速の如きスピードで立ち去っていった。
後に残されたのは炭化した姫の亡骸だけ。
時刻は午後18時。沈みかけた夕日が夜の訪れを報せていた。
- 126 :カオス:昼の終わり、平和の終わり ◆fl/dp1H8kI :2007/05/19(土) 23:33:37
- 【一日目 18時00分】
【北海道】
【マリオ@マリオシリーズ】
[状態]:激しい怒り
[装備]:エンテイ@ポケットモンスター
[道具]:PS3、Wii、Xbox360、支給品一式
[思考]:
1:ルイージを力ずくで止める。
2:BR法も撤廃させる。
【一日目 18時00分】
【青森県上空】
【ルイージ@マリオシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:フリーザー@ポケットモンスター
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:マリオと親しい人物達を一人残らず殺す。
2:邪魔をする者も迷わず殺す。
最終行動方針:マリオを殺す。
【ピーチ姫@マリオシリーズ 死亡確認】
- 127 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:08:41
- いきなりシリアスになったな。狂気系マーダー化ルイージwktk
- 128 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:19:49
- ルイージの中でルイージマンション黒歴史かよwww
- 129 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:32:18
- マリオが無駄に熱いなw
なんかカオスルートは息を吹き返してきたな。
その反面ロウルートは過疎気味だが。
- 130 :C:稲田瑞穂は動かない:2007/05/20(日) 00:36:56
- ルルーシュはある学園に忍び込んでいた。
宮城県でハルカ先生美人バージョンとカズヲに撃たれて死んだんじゃねーの? というツッコミもさておき。
ルルーシュは剣を片手に一人の女を狙っている。
前髪をきれいに切り揃えたイレブンの女だ。
そう、今からギアスを使って抹殺する。
「全力で自殺し……」
ギアスを発動する前にそれは起きた。
何と女が振り向かずに、後ろから光の刃でルルーシュを一閃した。
ざんねん! わたしのはんぎゃくは これでおわってしまった!!
稲田瑞穂ことプリーシア・ディキアン・ミズホはルルーシュの死体に目もくれずに、相変わらずバブズを待ち続けていた。
【プry@BATTLE ROYALE】
[状態]:電波
[装備]:ビームソード@スマデラ セーラー服
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:アフラ・マズダに従う
[備考]:バブズをアフラ・マズダの使いだと勘違いしています
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス】
[状態]:ズガン
- 131 :カオスルート・”聖戦”〜ジハード〜:2007/05/20(日) 00:39:01
- まだまだミズホがバブズを待ち続けていた時、それは起こった。
「タケシィィィ」と声がした。
もちろん――ミズホはアフラ・マズダから既に聞いていたので、驚く事なく、寧ろ余裕を持って攻撃の準備が出来た。
ミズホはバック転の要領で回りながら高く跳び、”それ”の姿を認めた。
あれこそメフィストと契約を交わした悪魔の戦士、ジャイアント・ジャイアニズム・ママ!
まず、ミズホから攻撃を加えた。
位置的にまだジャイアン・ジャイアニズム・ママとは二メートルあったが、光の剣を気合いで伸ばした。
それをママは掴み、ミズホを振り回そうとするではないか!
ミズホはすぐに光の刃を縮め、着地した。
ミズホは残った一メートルの光越しにママを見た。
そう――アフラ・マズダ様から授かったこの伝説の剣で、負けるはずがない。
私は、正しい。絶対、負けない。
今度はママがバックハンドの要領で斧を振り上げた。
すかさずミズホはそれをしゃがんで回避し、光の剣を突き出した。
が、ママは斧を軸に跳び、くるりと一回転してその一撃をかわし、ミズホの背後をとったではないか!
すかさずミズホは身体を90度回し、その勢いを殺さずに、ママに切り掛かった。
ざくっと音がして、ママの斧の柄の部分に光の剣が刺さった。そのまま、ママは蹴りを繰り出す!
ミズホは頭の中、アフラ・マズダから声を聞いた。
”今です! 左に身体を動かすのです!”
オーケイです。ミズホは光の剣を掴んだまま、だっと左へ走り出した。
- 132 :カオスルート・”聖戦”〜ジハード〜:2007/05/20(日) 00:40:23
- その直後、斧の柄が完全に折れ、ミズホと光の剣は抜刀スタイルでママを摺り抜けた。
それでも服が大きく裂けただけで、ママの身体には一切ダメージを与えられない!
ママはその事を無視して、両腕で斧を振り落とした。
ミズホは後ろへステップして寸前でかわす。
それから、ミズホは一息ついて、また声を聞いた。
”今です! あの技を使うのです!”
「命脈は無情にして惜しむべからず……葬る! 不動無明剣ッ!」
明らかに別ゲームの技だったが、ミズホは気にしない。
そのまま数発の衝撃がママを貫いた。
もはや服も全て千切れ飛び、その裸体をさらけ出している。
ミズホはもちろんそこを見逃さなかった。
地面から彫り上げるように光の剣を走らせる。
「地擦り残月ッ!」
やはり別ゲームの技だが、気にしない。気にしたら負けだと思う。
そのまま、ミズホ自身も飛び上がり、悪魔の戦士ジャイアント・ジャイアニズム・ママの身体に赤い筋が刻まれた。
もちろん――倒れた後、動くはずが無かった。
勝ったのだ。何にせよ、ともかく。
まあもうそんな事はほっといてミズホはいい加減遅いバブズを迎えにいくことにした。
もはやその稲田瑞穂には関係のない事だが――それはあくまでも聖剣技『不動無明剣』の追加効果であるストップが発動したに過ぎず、
ミズホがその場から立ち去った後、ストップ状態から立ち直って、全裸のまま再び「タケシィィィ」と絶叫しながら走り出した事など、
知るよしも、無かった。
- 133 :カオスルート・”聖戦”〜ジハード〜:2007/05/20(日) 00:41:27
- 【4時頃/十聖学園】
【プry@BATTLE ROYALE】
[状態]:電波
[装備]:ビームソード@スマデラ セーラー服
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:アフラ・マズダに従う
[備考]:バブズをアフラ・マズダの使いだと勘違いしています
ジャイアンの母を倒したと勘違いしています
【ジャイアンの母@ドラえもん】
[状態]:全裸 全く無傷
[装備]:バトルアックス バトルアックスの柄
[道具]:支給品一式
[思考]:
基本方針:デストロイ
- 134 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 00:53:12
- そ、そうか。今はカオスルートの時期なんだな、把握した。
てか、ジャイアンママ全裸とかやめてくれw
- 135 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 01:32:05
- ルルーシュがまともにギアスを使える日は何度出番があっても来ないのかよwwwwwwww
で、プ(ryで熱い戦闘描写が来るとはwww
しかし全裸ジャイアンママが斧持って襲い掛かってくるとか想像するだけで悪夢だなwwwwwwww
- 136 :カオス:ロウでネタ出ない憂さ晴らし:2007/05/20(日) 02:57:04
- ズガン!ズガン!ズガン!
順調に拳銃で眼鏡をかけた主婦をズガンしていたまる子だが、
「やあ」
突然声をかけられた。
「!」
当然の如く拳銃を向けるが、
「まあ待ってくれないかな。俺は君の希望に添えると思う」
…話を聞いた所、この男はパロロワでは名の知れた人物らしい。
この男と共に行動すれば、この男の人気に便乗してパロロワ出場を果たすことができるかもしれない、そう考えたまる子はその、『外道王』と呼ばれているらしい男に同行を申し出た。
「いいよ。ちょうど一人で心細かった所だしね」
「ありがと、あたしゃさくらももこって言うんだけどさ…」
男は何事か手に持ったノートに書く仕草をして、
「そう、さくらももこね、ありがとう。それじゃさよなら」
「は?さよならって」
そこまでだった。そこまでで、彼女は倒れ、そして二度と起き上がらなかった。
さくらももこ、20時30分、心臓麻痺で死亡。
- 137 :カオス:ロウでネタ出ない憂さ晴らし:2007/05/20(日) 02:59:00
- 【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:実に外道
[装備]:デスノート
[道具]:支給品一式
[思考]
1:人間観察(あくまで保身優先)
2:ノートの効果は確認できたのでシズちゃんを殺したい
【野比玉子@ドラえもん 死亡】
【さくら ももこ@ちびまる子 死亡】
- 138 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/20(日) 18:27:53
- 結局悲願達成することなくズガンされるさくら一家ワロスwwwww
しかもバトロワ界に存在知らしめるはずがズガンできたのは玉子だけかよw
- 139 :文字の校正が完了しました:2007/05/22(火) 03:33:01
- 「文字の校正が完了しました」
無人のパソコンのディスプレイが突然その旨を伝えた。
それは――彼、スペルチェッカー自身の意思に他ならない。
【スペルチェッカー@ワードプロセッサ】
状態:誤字は許さん
武装:F6のキー@キーボード エスケープキー@キーボード
所持品:酢の聖典@誤植
基本思考:誤字を見つけたらデストロイ
【ギリメカテ@誤植 死亡】
【「観光客拉致を! 韓国でトップセールス」@誤植 死亡】
【ミリー・キリト@誤植 死亡】
【バブズ・スイエン@誤植 死亡】
【天皇階下@誤植 死亡】
【「な、何をするだァーーーーッ」@誤植 死亡】
【KONMAE@誤植 死亡】
【「てったいしなければならかった」@誤植 死亡】
【「もろちん」@誤植 死亡】
- 140 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/27(日) 18:44:55
- 世の中なんて滅んでしまえ
- 141 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/05/30(水) 15:19:28
- カオスロワはどうしてここまでカオスになったんだろう
- 142 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/02(土) 20:00:24
- 玉子のせいに決まってるじゃないか
- 143 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/02(土) 20:03:08
- 2(βバージョン)作ってみた。
ttp://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/tcbr3/btlryl.cgi
後悔はしていない。
説明書
ttp://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/tcbr3/yamanotesetumeisinpuru.htm
アイテム
ttp://www.abcoroti.com:8081/~baguken255/tcbr3/allaitemu.htm
- 144 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/03(日) 00:41:35
- 乙。
アイテム表からして大概カオスだなww
- 145 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 13:13:59
- 一週間の間も書き込みなしか……。
わかってたけど、みんな飽きちゃったんだな。
いっそのことバトロワは終わりにして、サバイバルでもしてみないか?
- 146 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 15:54:17
- >>145
サバイバルは前々からやってみたかったけど、ルールを決めたりするのが大変そう。
それにマップとかも準備しなくちゃいけないし。
- 147 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 16:30:44
- マップについては以前から考えていた物がある。
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/7.gif
マップは、最初↑こんな感じで何も無い状態から始まって、
SSの中で描写されたらその物が配置されていく方式で考えていた。
例えば、『H−6の砂浜から北に進んだ、F−6の位置に洞窟があった』
とか書かれたら、↓こんなふうにマップに物が追加されていく感じで。
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/8.gif
- 148 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/10(日) 21:02:24
- 書き手ロワ方式か
よし、テラカオスロワ2ndは俺が終わらせてやる打ち切り展開で
- 149 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/11(月) 01:42:18
- とりあえず、サバイバルのルールはある程度は考えてあるんだよね。
明日辺りに、まとめた奴を書いておくわ。
それと、サバイバルのOPで島の名前を出したいんだけど、よかったら誰か良い名前を考えてくれ
- 150 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/11(月) 13:20:36
- 沖木島
- 151 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/13(水) 19:14:49
- 自由民主島
- 152 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2007/06/14(木) 00:16:21
- 日本島(カオスロワ1stCルートEDより)
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